2009年8月28日金曜日

旭山動物園が凄い訳

天気予報では一日中、雨。ですが、なんとなく大丈夫そうな雲行きなので「旭山動物園」へ行って来ました。
評判通りの、おもしろ展示と、混雑ぶりでしたが
それよりも、至る所にコラム的な手書きの解説があってそれがとっても面白い!
例えば、
100年以上前、まだアイヌの国だった頃、北海道にはオオカミがいました。
本州の人達が「開拓」とだいして、家畜と共にやって来ました。
オオカミはその家畜を襲いましたが、開拓者はそれ以上にオオカミを殺しました
その結果、今から100年程前にはオオカミは一匹残らず殺され絶滅しました。
すると、オオカミの襲われていた野生のエゾシカが大繁殖
増え過ぎたエゾシカは山を荒らし、畑を荒らす
畑の被害額はおよそ30億円、畑の防御壁は総距離3000kmを超え「万里の長城」より長い?!
じゃあ、エゾシカも絶滅させろ、とか
ロシアのオオカミを連れて来て放そう
とか、半分本気で対策を考えているらしいのです。
旭山動物園には動物の見せ方も面白いけど、読み物にも手を抜いていません。
オラウータン と、パーム油の話を読んで、募金のできる缶コーヒーを飲みながら少しだけボルネオに行ってみたくなりました。
旭山動物園ってなかなか深いーです。

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